井上道義、吠える!
2023-03-27




 井上道義のBlogが昨日更新されていた。
 「第12回音楽大学フェスティバル・オーケストラ」に参加した学生たちに向けてのメッセージだろう。抜粋しておく。

[URL]

 人生の終わりと初めの邂逅!
 ―――この3年間、聞くところによると大学によっては、密な集団を避けるという目的のため、オーケストラ活動がいや、毎日の学業さえもが制限を受けていたためか、初めの練習は恐ろしく引っ込み思案で、モゴモゴした音を鳴らすか、逆に常軌を逸した馬鹿叩き、若者にもかかわらず変拍子は全く取れず「幼稚園からやり直せ!」と俺に言わせてしまう始末だった。
 ―――今回、彼らが失った(世界中の国々が善意から?自らが決めたこと…)青春の3年間をこの1週間で取り戻したことを全メンバーと共に大いに誇りに思う。
 ―――今日俺は人生最後の春の祭典を終えた。最後には舞台から客席にはだしで飛び込んだ。そして若者たちは人生初の、ストラヴィンスキーというロシアの天才の描いた革命的作品春の祭典をベルリンフィル並み?に演奏し、天体の音楽をウィーンフィル並みに味わい深く演奏し、伊福部昭という自分の国の独学の作家の作品を彼が思い描いた以上にたおやかに、夢見心地に、また土俗的に土の匂いと肉体の乱舞を表現した。これに勝るこの世に生を受けた存在を謳歌できる方法が、この時代、ほかにあるだろうか!!
[音楽]
[演奏会]

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