パシフィックフィルハーモニア東京(PPT)が2024/4〜2025/3期のプログラムを発表した。これで東京・神奈川のプロオーケストラのシーズンラインナップ―――シーズン開始は各楽団によって1、4、9月と異なる―――が出揃った。
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会場は芸術劇場、サントリー、オペラシティ、練馬文化センターと様々、特別演奏会を含めて全12回である。このうち、音楽監督の飯森範親が半数を指揮し、あとはリオ・クオクマン、園田隆一郎、デリック・イノウエ、鈴木秀美などが振る。
全般に地味なプログラムのなかにあって、日本初演となるフェルディナント・リース「交響曲第2番」や、ショスタコーヴィチ「交響曲第11番」、ヴェルディ「レクイエム」などが予定されている。
楽団名を改称し飯森範親が音楽監督に就任して3年目、あいかわらず知名度は低く集客に苦労しているが、さらなる飛躍ができるかどうか正念場である。