七夕のシクラメン
2021-07-07




 今日は七夕。五節句のひとつ、星祭りとも。
 笹に短冊の風習、牽牛織女伝説など、七夕に関連する行事や言い伝えは豊富である。

 さて、シクラメン。クリスマスあたりに盛んに咲くサクラソウ科の球根植物。
 布施明、小椋佳の『シクラメンのかほり』が有名なのだけど、実際はシクラメンに香はあまりない。球根を持つシクラメンは、花粉を撒き散らすための虫を集めなくてもいいから、匂う必要がない……たぶん。
 冬の花の代表格であり、開花期は10〜4月。暑さに弱いのは当たり前だが、寒さにも弱いデリケートな植物。一般には室内に置いて鉢植えで管理することが多い。

 耐寒性を改良したガーデンシクラメンとなると屋外でも育てることができる。といっても、やはり夏は苦手なため、ワンシーズン限りの楽しみ方が普通のようである。しかし、本来は球根植物なので上手に育てれば何年でも花を咲かせることができるらしい。

 で、今年はそのガーデンシクラメンの夏越しに挑戦している。花が咲き終わった5月、南側の日向から東側の半日蔭に移植した。移し替えて2か月ほど経ったこの時期、また再び花を付けている。クリスマスではなく七夕のシクラメンだ。
 夏越しは道半ばだが、この調子で夏を凌いで、冬また沢山の花を付けてくれたら嬉しい。

 七夕にシクラメンの花を見せてもらえるとは奇妙な気分である。
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